■イワタ福まるごファミリー
「次の100年も愛されるフォントを創る。」
2020年に創業100年を迎えた株式会社イワタが同年に発表した「イワタ福まるご」はそんな思いから誕生しました。
そして2023年2月。かなにバリエーションを持たせた5書体が追加され、「イワタ福まるごファミリー」となりました!
今回は新たに追加される5書体の魅力をご紹介します!
■イワタ福まるごアソブ
カジュアルさの中に軽快なリズムを持たせた書体で、親しみやすい遊び心に、ノスタルジックな面持ちも備えています。
その姿は原っぱで楽しく遊んだ少年時代を連想させます。
■イワタ福まるごウネル
右上がりで華やかな書体です。装飾的な曲線を多く用いた芸術「アール・ヌーヴォー」から着想を得たデザインで、
その様式は浮世絵からも影響を受けていると言われます。
■イワタ福まるごカタル
映画字幕などで使われていた特徴的な文字をモチーフにした書体です。
線画が長く高低差の少ない骨格と、線端の抑揚が手書きのイメージを伝えます。
レトロな映写機で映し出された名作が優しくゆっくりと語りかけるかのようです。
■イワタ福まるごタタズム
金属活字の古いゴシック体の骨格と幅広な欧文を合わせた書体です。
味のあるアンバランスさや小さな拗促音など活字時代に培われたテイストを色濃く取り入れています。
時代を超えても色あせない重厚な佇まいは、夕日に染まった富士山を彷彿とさせます。
■イワタ福まるごキザム
水平垂直に構成された長体かなを、横方向のラインに沿って揃えた機械彫刻のような書体です。
タイプライターで規則正しく打たれたような律儀さに柔らかい曲線が合わさり、
整然としていながら堅苦しくない印象を刻みます。